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全て死滅してからの代償措置では間に合わない
未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、県の生物多様性専門部会が8日、県庁で開かれた。板井隆彦部会長=静岡淡水魚研究会会長=は「水が減って沢が傷んだら生物をどこかに移植するという代償措置しかない。保全が見えない。環境への影響を最小限にする対策を考えてほしい」とJR東海の環境対策に苦言を呈した。【山田英之】
JR東海は部会で、掘削によってトンネル周辺で地下水位が最高300メートル以上低下する予測や植物、魚類の生息・生育環境が消失する場合の措置を説明した。南アルプスの自然環境保全に向けて県が創設を検討している基金にも協力する姿勢を示した。
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