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ミャンマークーデター

ミャンマー国軍がクーデターを起こし、アウンサンスーチー氏らを拘束。市民や国際社会からは抗議と批判が相次いでいます。

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父の身案じるミャンマー民主派幹部の娘「軍政に戻りたくない」

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アウンサンスーチー氏(左)と面会するネイマータイさん=2012年(本人提供)
アウンサンスーチー氏(左)と面会するネイマータイさん=2012年(本人提供)

 ミャンマーで今月初めに起きたクーデターによる混乱が続く中、アウンサンスーチー氏が率いる国民民主連盟(NLD)に所属する政治家を父に持ち、日本に滞在中のネイマータイさん(39)が毎日新聞の取材に応じた。北部のカチン州で大臣を務めていた父ネイウィン氏はクーデターで身柄を拘束され、いまも行方が分からない。父の身を案じつつ、「ミャンマー国民は軍政時代に戻ることを望んでいない。日本の皆さんもミャンマーに心を寄せてほしい」と訴えた。

 クーデターが起きた2月1日は札幌市の民泊に滞在中だった。日本人である夫の父の体調が思わしくなかったため昨年11月に来日。義父をみとり、夫の実家の整理も終えたが、「コロナ禍」もあって帰国するのはためらわれた。母国において、日本で活躍する介護人材の育成を考えていたため、札幌市の専門学校に通って介護資格を取得することにし、前日に北海道入りしたばかりだった。

 朝起きて、いつものようにフェイスブックの投稿を確認すると、母国で何が起きたのかはすぐのみ込めた。頭に浮かんだのは、「父はおそらく拘束されただろう」ということだった。

 タイさんの父ネイウィン氏は1988年に公務員から政治家に転じ、スーチー氏らと共にミャンマーの民主化を推し進めてきた。今回のクーデターが起きるまではカチン州政府で社会問題を担当する大臣の立場にあった。

 家族の安否を確認しようとしたが、なかなか連絡がつかない。ようやく…

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