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コロナと花粉症、違いは発熱と倦怠感 便利なバッジも登場

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人目が気になる人に好評の花粉症バッジ=2021年2月3日午前10時56分、内橋寿明撮影 拡大
人目が気になる人に好評の花粉症バッジ=2021年2月3日午前10時56分、内橋寿明撮影

 花粉が飛び交う季節がまたやってきた。花粉症は新型コロナウイルス感染症と症状が似ており、花粉症と思い込んで対応が遅れると、重症化する危険がある。一方、花粉症でくしゃみが止まらない人のために、コロナ感染者でないことを周囲に示すバッジやスタンプが人気を集めている。

 コロナ感染者は、嗅覚や味覚に異常を感じることがあるとされるが、花粉症による鼻詰まりでも似たような症状になることが多い。せきやくしゃみ、喉の痛みなども双方で出る場合があるという。

 症状を見分けるポイントは発熱と全身の倦怠(けんたい)感だ。

「いとう王子神谷内科外科クリニック」の伊藤博道院長=2021年2月2日午後2時8分、内橋寿明撮影 拡大
「いとう王子神谷内科外科クリニック」の伊藤博道院長=2021年2月2日午後2時8分、内橋寿明撮影

 花粉症にくわしい「いとう王子神谷内科外科クリニック」(東京都)の伊藤博道院長は「熱が下がらない時はコロナが疑われる。倦怠感が頭だけでなく全身に広がったら、感染した可能性がある」と強調する。ただ、熱などがなくても、味覚障害やせきなど、複数の症状が出ているときは「検査をした方がいい」という。

 新型コロナをめぐっては、無症状の人から感染が広がるとの報告もある。

 伊藤院長は、無症状で感染に気づいていないコロナ患者が、持病の花粉症によるせきやくしゃみでコロナ感染を広げる恐れがあると指摘。「くしゃみをする時は下を向いてマスクを押さえ、すぐに手を洗って」と呼びかける。

 一方、「花粉症です」とデザインされたバッジの販売が好調だ。

雑貨店「エピリリ」代表の牧野美和さん。小型のバッジはマスクに付けられる=2021年2月3日午前10時54分、内橋寿明撮影 拡大
雑貨店「エピリリ」代表の牧野美和さん。小型のバッジはマスクに付けられる=2021年2月3日午前10時54分、内橋寿明撮影

 川崎市の雑貨店「エピリリ」はカバンや服、マスクに付けられる大小のバッジを昨年から約1万個販売した。店代表の牧野美和さん(39)がぜんそく持ちで、人混みでせき込んで心苦しい思いをした経験から、ぜんそく用のバッジを販売しており、昨年1月から花粉症用も作った。

 コロナの感染が広がるなか、人混みでくしゃみやせきをするのははばかられるようになっており、バッジは「コロナ患者と誤解されなくなった」と好評という。

スタンプ型はマスクに直接押せる=クリーマ提供 拡大
スタンプ型はマスクに直接押せる=クリーマ提供

 手作り雑貨オンライン販売「クリーマ」(東京)は、マスクに「花粉症なんです」と直接押せるスタンプを販売。今年に入ってからの販売数は約200個で、前年同期の約3倍にのぼる。

 日本気象協会によると、関東地方や東海地方の一部では今月上旬から花粉が飛び始めている。東京都は、都内の飛散量が昨年の1・8倍と予測。例年の7割程度の飛散量という。【内橋寿明】

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