香川の特養で大規模クラスター 介護現場での感染防止策の限界

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クラスターが発生した特別養護老人ホーム「弘恩苑」=香川県高松市前田西町で2021年2月10日午後1時7分、潟見雄大撮影
クラスターが発生した特別養護老人ホーム「弘恩苑」=香川県高松市前田西町で2021年2月10日午後1時7分、潟見雄大撮影

 新型コロナウイルスのクラスターが発生した高松市前田西町の特別養護老人ホーム「弘恩苑」は1月6日に職員1人の感染が確認されて以降、2月上旬まで新たな感染者の確認が相次いでいる。10日の発表時点で職員、入所者合わせて107人の感染が確認された。なぜ感染を食い止めることができなかったのか。

 香川県の浜田恵造知事は記者会見で「介護業務の特質上、どうしても職員と入所者の距離が近くなってしまう。完全に防ぐのは難しい」と語る。県などによると、職員はマスクを着用していたが、入所者の中にはマスクを嫌がったり、すぐに外してしまったりする高齢者もいたという。

 また、個室ではなく4人程度の大部屋で介護をしていたことも感染が広がった要因として挙げられる。感染が判明後、室内をゾーニング(区分け)したが、カーテンを使って仕切るしかなく、感染の広がりを完全に防ぐことは難しかった。

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