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中国取材の経験が豊富な坂東賢治専門編集委員のコラム。

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バイデン氏の対中認識=坂東賢治

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 「中国で内戦が起きれば、難民は100万、1000万にとどまらず。億に達する。世界的な災難になる」。1990年7月にカナダの元首相と会見した鄧小平氏は中国の安定の重要性を強調した。

 天安門事件から約1年。同時期に米ヒューストンで開かれた先進国首脳会議(サミット)では当時の海部俊樹首相が事件で凍結した円借款の再開方針を表明した。

 昨年末の外交文書公開でこうした日本の融和姿勢が問題視された。だが、当時は鄧氏の言葉がリアリティーを持って受け止められた時代だった。日本の安全保障にとっても中国の安定が極めて重要と考えられていた。

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