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腫瘍原因の突発性難聴 特徴判明、早期発見に道 慶大

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 突然起こる難聴「突発性難聴」のうち、耳の奥にある内耳と脳をつなぐ神経の束の近くに腫瘍ができることが原因のケースについて、症状などの特徴を大規模な調査で明らかにしたと、慶応大などの研究チームが英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」で発表した。こうした「聴神経腫瘍」が原因の場合、適切に治療しないと難聴の進行や脳幹の圧迫などの悪影響が懸念されるため、特徴の把握によって早期発見につながることが期待される。

 厚生労働省研究班の調査などによると、突発性難聴は、国内では1年間に約7万人が発症し、その半数が治療を受けていると推定される。このうち聴神経腫瘍が原因のケースはおよそ3~5%と少ない。他の原因としては大きい音を聞いたことや、ウイルス感染などの場合もある。このため、耳の聞こえが悪い全ての患者に対して医師が腫瘍を疑い、磁気共鳴画像化装置(MRI)で検査するのは、医療資源の有効活用の観点などから難しい。

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