「巣ごもりキノコブーム」で原木人気 里山再生にも期待

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間伐した広葉樹を運び出す上野原市林業研究会のメンバー=山梨県上野原市で2021年1月18日午前9時54分、山本悟撮影
間伐した広葉樹を運び出す上野原市林業研究会のメンバー=山梨県上野原市で2021年1月18日午前9時54分、山本悟撮影

 キノコ栽培を自宅で楽しむ人が増えたことを背景に、栽培用の原木になる広葉樹の伐採が盛んになっている。キノコ栽培は健康食ブームやコロナ禍による“巣ごもり”を反映した動きとみられるが、山では針葉樹の人工林とともに広葉樹林も荒廃しており、間伐が里山再生につながることに期待が寄せられている。【山本悟】

 1月18日、山梨県上野原市栃穴地区の里山。定年退職者らでつくる市林業研究会のメンバーがコナラやクヌギなどの広葉樹を伐採していた。直径約20センチ以下の木や枝はキノコ栽培に使う原木用、それ以上のものは薪用として北都留森林組合(同市)に卸している。伐採に適した12~2月に約500平方メートルを間伐する計画だ。

 組合によると、広葉樹の伐採の背景にはキノコ栽培用の原木の需要拡大がある。シイタケやナメコ、マイタケなどキノコの種菌を染みこませた筒状の木の端材(直径1センチ以下、長さ3センチ)を原木に開けた穴に打ち込み、日陰に約1年置くとキノコが生えてくる。種菌はホームセンターなどで販売しており、購入者は庭やベランダでキノコ栽培を楽しんでいるという。

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