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「金メダル級の性差別」許す日本 変化求める国際人権団体の訴え

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森喜朗氏の性差別発言を「金メダル級の女性蔑視」と指摘し、日本に制度的改善の取り組みを呼びかけた国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチの記事=同団体サイトから
森喜朗氏の性差別発言を「金メダル級の女性蔑視」と指摘し、日本に制度的改善の取り組みを呼びかけた国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチの記事=同団体サイトから

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言を「金メダル級」と批判した国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(HRW)。日本だけでなく中国、北朝鮮や世界各地の人権侵害を調査、告発し改善を促している。今回の批判に名前を連ねた土井香苗日本代表に11日、メッセージに込めた思いを聞いた。【和田浩明/統合デジタル取材センター】

HRW「金メダル級差別」

 「金メダル級の女性蔑視 東京五輪組織委員会 森喜朗会長の発言 はびこる女性差別をあらわに」。こう題された英文記事をHRWが公式サイトに出したのは2月4日昼。森氏が「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと日本オリンピック委員会(JOC)の評議員会で発言した翌日だった。記事には、土井氏とともにミンキー・ウォーデン・グローバルイニシアチブ部長が名前を連ねた。翌5日には日本語の翻訳も掲載した。

 記事は森氏の発言を紹介した上で、JOCや東京五輪組織委には「ジェンダー平等そしてスポーツにおけるアスリートへの人権侵害の撤廃に向けた重要な役割がある」と指摘。日本の競技団体では女性理事の割合が「かなり低い状態」であり、HRWが昨年7月に公開した調査で、日本のスポーツ界には女子を含む子どもたちの虐待が根強くあると判明したことにも触れた。

 また、女性たちが性差別などを告発する#MeToo運動が広まる一方、差別を訴える日本の女性たちがスティグマ(否定的なレッテル貼り)にも直面していると指摘した。

 さらに、…

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