羽幌・天売島 ウミガラス 保護成功、海鳥の楽園再び 天敵駆除、「デコイ」活用 /北海道

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天売島に飛来した絶滅危惧種ウミガラス=2020年6月(環境省提供)
天売島に飛来した絶滅危惧種ウミガラス=2020年6月(環境省提供)

 絶滅危惧種ウミガラスの国内唯一の繁殖地、羽幌町の天売島が「海鳥の楽園」と言われる姿を取り戻しつつある。流し網漁での混獲などで激減したが、天敵駆除や鳥の模型「デコイ」による呼び寄せで、10年連続でひなの巣立ちに成功。行政と島民が協力して野良猫を捕獲、さらに飼い主も探すなど共生も模索し、ウミガラス以外の海鳥も増えている。

 「人も海鳥も猫もみんなが幸せに」。羽幌町町民課の石郷岡卓哉主査(46)は力を込める。ウミガラスは体長約40センチ。特徴的な鳴き声から「オロロン鳥」の別名があり、黒い体に白い腹の姿から「空飛ぶペンギン」とも言われる。島には1960年代に約8000羽が飛来。だがサケ・マス流し網漁による混獲や餌不足で激減し、環境庁(現環境省)は97年に国内初の海鳥専門施設「北海道海鳥センター」(羽幌町)を開設。200…

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