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県立前橋高 卒業生「私の思い出」 /群馬

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群馬県立前橋高校校舎=同校提供
群馬県立前橋高校校舎=同校提供

 全国の伝統校をめぐる「母校をたずねる」の県立前橋高編には、卒業生のみなさんから多くの反響がありました。寄せられた「私の思い出」を紹介します。

米国留学、夢と消え 元経済協力開発機構副事務総長 重原久美春さん(82)=1956年度卒、東京都世田谷区

 担任教師から東京大学進学を勧められ、受験の時期が迫っていたとき、野村吉之助校長から突然呼び出され、グルー基金による米国の大学留学のための受験を勧められました。父が戦死し、家計の不自由な重原家にとって4年間無料での留学はこの上もない話でした。東京で3日間続いた試験の結果、米国留学が内定、野村校長は全校生徒を集めた朝礼で、全国有名校が推薦した高校生の中でただ一人私が選ばれたことは前橋高校にとっても栄誉であるとして、誇らしげに話されました。

 その後、米国長期滞在ビザ取得に必要な身体検査を東京の病院で受けたところ、胸のレントゲン写真に少し影があり、2番目の合格者(東京都立小石川高校生)が留学することになりました。

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