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憂楽帳

50年以上続く毎日新聞夕刊社会面掲載のコラム。編集局の副部長クラスが交代で執筆。記者個人の身近なテーマを取り上げます。

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告白

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 それは小学5年の息子からの突然の告白だった。「俺、漢字のテストでカンニングした」。隣の子の答えを見てしまったのか。怒るべきか否か。逡巡(しゅんじゅん)していると、「教室に書いてあった」と息子。どうやら、「じょうぎ」の漢字が分からず、顔を上げたら目に入ったらしい。掲示板の持ち物のところに「定規」の2文字が。

 1月、京都府の中学入試でも同じようなことが起きた。「課題」という漢字を書かせる問題。その答えが会場に張られた時間割表にあった。「課題用紙」と書かれていることに試験監督の教員が気づいた。全受験生が正解扱いになった。「気づいた受験生がいるかもしれない」というのが学校側の説明だ。入試は「公平公正」が重視される。こうした対応は珍しくはない。

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