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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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脳裏をよぎった東日本大震災、光った冷静さ 福島・宮城震度6強

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指定避難所となっている中学校で、地震で割れた体育館の窓ガラスを片付ける職員ら=宮城県・山元町立山下中学校で2021年2月14日午前9時59分、和田大典撮影
指定避難所となっている中学校で、地震で割れた体育館の窓ガラスを片付ける職員ら=宮城県・山元町立山下中学校で2021年2月14日午前9時59分、和田大典撮影

 宮城、福島両県を震度6強の地震が襲った。停電や断水が発生し、建物によっては大きな損壊の被害も出た。東日本大震災から間もなく10年。当時の記憶が脳裏をよぎり、住民らは再び不安な生活を強いられるが、被災経験をもとに冷静に対応した姿もあった。

 震度6弱を観測した宮城県山元町は、全世帯の約6割に当たる2900戸が一時断水。町内の国立病院機構「宮城病院」では、15日も看護師らが入院患者約260人のため、給水車から飲み水やトイレ用水を運んだり配管破損で水浸しになった床を掃除したりした。

 「水が戻っても救急を受け入れられない」。町内の断水は近く解消する見込みだが、院内の配管は復旧までに少なくとも1週間を見込む。同院は宮城県南部の亘理(わたり)郡内で唯一、24時間体制で救急患者を受け入れる2次救急病院で、その間は救急外来を受け入れられない。脳血管障害などでは隣接する福島県新地町や相馬市からも患者を受け入れており、「早く復旧しないと、緊急性の高い患者の搬送に時間がかかってしまう」と久…

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