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第4部 コロナ時代の五輪学/1 歴史社会学 石坂友司・奈良女子大准教授

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第1回五輪アテネ大会の開会式。スタジアムのトラックは1周400メートルで細長く、カーブは急だ。5万人収容のスタンドは大理石造り。満員の観衆の前で国王ゲオルグ1世が開会を宣言。クーベルタンの宿願は見事成功した=ギリシャ・アテネで1896年4月6日撮影
第1回五輪アテネ大会の開会式。スタジアムのトラックは1周400メートルで細長く、カーブは急だ。5万人収容のスタンドは大理石造り。満員の観衆の前で国王ゲオルグ1世が開会を宣言。クーベルタンの宿願は見事成功した=ギリシャ・アテネで1896年4月6日撮影

アマチュアリズムから商業主義へ しぼむ「象徴的権力」

 新型コロナウイルスの終息が見通せない中、行方に注目が集まる東京オリンピック・パラリンピック。辞任表明した大会組織委員会の森喜朗会長(83)による女性蔑視発言もあり、大会の意義、理念がなおさら問われている。五輪、パラリンピックとは何なのか。初回は「五輪と歴史社会学」の観点で、石坂友司・奈良女子大准教授に聞いた。【聞き手・大島祥平】

 近代五輪は古代ギリシャの神聖な競技会(ゲームズ)を参考に、フランスのクーベルタン男爵(1863~1937年)が近代スポーツの祭典に作り替えたもので、1896年アテネ大会から始まった。彼は教育学者であり、スポーツを通じて身体的、道徳的資質を高める人間教育の手段として考え出した。

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