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第94回センバツ高校野球

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届け!元気と笑顔 チアリーディング部 目指すは完璧な応援 /茨城

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野球応援の練習をするチアリーディング部=茨城県土浦市中村西根の常総学院で2021年2月10日、長屋美乃里撮影 拡大
野球応援の練習をするチアリーディング部=茨城県土浦市中村西根の常総学院で2021年2月10日、長屋美乃里撮影

 センバツに向けて追い込みをかける野球部とは別に、甲子園で努力の成果を発揮しようと、練習を重ねる部活がある。「甲子園はチア部にとっても夢舞台です」。チアリーディング部部長の足立温(はる)さん(17)は目を輝かせた。

 チアリーディング部は1986年、野球部の応援のため創設された。現在の部員は1、2年生30人。ほとんどが初心者からスタートするものの、競技チアで実績を上げるまでに成長する。3月に開かれる、競技チアの全国大会「USA All Star Nationals」に、10年連続10回目の出場を果たすことが決まったばかりだ。

 昨年は地区大会を1位通過したにもかかわらず、新型コロナウイルスの影響で全国大会が中止に。顧問の大熊宏宜(ひろのり)教諭(41)は、部員たちについて「(ショックを)表情に出さないでいたので心が痛んだ」と振り返る。今年の全国大会も、例年のような幕張メッセでの開催ではなく映像審査によるものだ。

 競技チアで実績を積む一方、野球部の応援に重きを置くのは変わらない。入部後、まず覚えるのは野球の応援ダンス30曲分。さらに上級生らの審査による「オーディション」に受かって、ようやくスタンドに立つことができる。オーディションは、3回ミスしたら不合格。完璧な応援を目指し、部員たちは必死だ。

 足立さんが入部した目的は、競技チアだった。しかし、1年生で野球応援を経験し、野球部と同じ気持ちで勝利を願い、踊った楽しさを忘れられなくなった。試合後、応援に対して野球部員から寄せられる感謝の言葉。チアの応援には、競技とは違う魅力が詰まっているという。

 足立さんは、チアリーディングを「見る人を元気にするスポーツ」と話す。甲子園では、アルプスから選手たちに元気と笑顔を届けるのが願いだ。「かっ飛ばせ!常総!」【長屋美乃里】=随時掲載

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