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第103回全国高校野球選手権

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春はばたく|第93回センバツ高校野球

第93回センバツ注目選手紹介/4 大黒柱、強き闘争心 山下陽輔三塁手(智弁学園・2年)

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打撃練習をする智弁学園の山下陽輔=奈良県五條市で2021年2月7日、小出洋平撮影 拡大
打撃練習をする智弁学園の山下陽輔=奈良県五條市で2021年2月7日、小出洋平撮影

 頼れる男だ。昨秋の公式戦では打率5割3分6厘をマークし、近畿大会決勝では大阪桐蔭のエース左腕・松浦から左中間へソロアーチを放つなど、強力打線の主軸として9年ぶりの優勝に貢献した。

 175センチ、83キロのがっしりした体格からのパワフルなスイングが魅力。しっかりボールを引きつけて打つため、左右高低どんなコースにもうまく対応できる。

 奈良市出身。中学時代はシニアの日本代表にも選ばれ、智弁学園では1年秋から中軸を担ってきた。順調に成長を続ける右打者がライバル視するのが、チームメートで今大会屈指の強打者として注目される前川だ。昨秋には前川が2度、目の前で申告敬遠され「怒りを感じた」。直後に安打を放ち、雄たけびを上げるなど闘争心は人一倍だ。

 今冬は逆方向へ長打を打つことをテーマに、ウエートトレーニングで鍛え、無駄のないスイングができるように振り込んできた。「センバツでは前川よりも先に本塁打を打ちたい」とライバル心をむき出しにする。

 負けず嫌いな性格だが、主将としては抜群のリーダーシップでチームをまとめる。周囲への目配りが利き、気を引き締めるため、仲間にもあえて厳しいことを言い、嫌われ役も演じる。小坂監督が「(2016年センバツ優勝時の主将の)岡沢と同じぐらい、しっかりやっている」と認めるほど、頼りがいがある存在だ。

 チームの大黒柱は「近畿大会の優勝は日本一への通過点。昨年は頂点を目指す機会がなかったので、先輩たちの分まで頑張りたい」と意気込む。【安田光高】=つづく

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