9条俳句、さいたま市公民館だよりに不掲載 再発防止へ報告書提出

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報告書の完成を発表する検証委員会の佐藤一子・東大名誉教授(右)ら=さいたま市役所で2021年2月4日午後2時14分、大平明日香撮影
報告書の完成を発表する検証委員会の佐藤一子・東大名誉教授(右)ら=さいたま市役所で2021年2月4日午後2時14分、大平明日香撮影

 さいたま市の女性が憲法9条について詠んだ俳句が公民館だよりに掲載されなかった問題で、女性を支援してきた市民団体らによる検証委員会が、問題の経緯や再発防止策などをまとめた報告書を完成させた。検証委は市長と教育長にも報告書を渡し、「今後の公民館運営や社会教育に生かしてほしい」と求めている。【大平明日香】

 句会で選出された女性の俳句「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」は2014年6月、「公平性・中立性を害する」との理由で市内の公民館が掲載を拒否。女性は「憲法が保障する表現の自由の侵害に当たる」として損害賠償などを求めて市を提訴。掲載拒否に正当な理由はないとして、市に5000円の賠償を命じた東京高裁判決が18年12月に確定した。市は女性に謝罪した上で、19年2月号に俳句を掲載した。

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