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人生のとき 裏人脈でつないだ絆 元米海兵隊、ロバート・エルドリッヂさん

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被災者への重要な補給拠点となった仙台空港で、トモダチ作戦を振り返るロバート・エルドリッヂ
被災者への重要な補給拠点となった仙台空港で、トモダチ作戦を振り返るロバート・エルドリッヂ

 「被災者の救援には物資の補給拠点を確保しなければいけません。壊滅した仙台空港を早急に復旧させてください」。東日本大震災から2日後の2011年3月13日夕。在沖縄海兵隊の政務外交部次長だったロバート・エルドリッヂ(53)は日本語で、防災担当の副内閣相、東祥三(69)に電話で訴えた。

 東は国土交通省に連絡すると同時に、藤井裕久官房副長官(88)を通じて菅直人首相(74)=肩書はいずれも当時=の了承を得る。後に「トモダチ作戦」と呼ばれる日米合同救援活動が本格的に動いた瞬間だった。

 震災当日の夜、日本政府は外交ルートで米軍の支援を要請した。米政府は米太平洋軍司令部を通じ在日米軍に出動命令を発出する。ところが、どこで何をすべきか、定まらなかった。

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