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コロナ対応、経営難の三田市民病院 医療者らに給与減提案 /兵庫

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周辺の急性期病院との統合を目指している三田市民病院=兵庫県三田市けやき台3で、稲田佳代撮影
周辺の急性期病院との統合を目指している三田市民病院=兵庫県三田市けやき台3で、稲田佳代撮影

 「一歩踏み込んだ対応をお願いする」――。2次救急病院である公立の三田市民病院(三田市けやき台3、300床)で2020年8月、病院事業管理者から労働組合に、医師以外の医療従事者ら職員の給与を3%削減する提案が示された。削減期間は21年1月から10年間で、経営状況を見て3年ごとに見直す内容。新型コロナウイルス感染拡大の影響で労使協議は現在中断したままだが、コロナ患者を受け入れてきた、三田市や神戸市北区などの急性期医療を担う要の病院で、なぜ賃下げが提案されたのか。【稲田佳代】

 市民病院は医師・看護師不足による病棟休止や診療科縮小のため、07年度に10億円を初めて超える赤字となり、その後も経営は厳しい。20年度の市一般会計からの繰り出し金は17億円。貯金に当たる経営資金は19年度末で約1億4000万円に減っており、未払い金などを考慮すると実質ゼロに近い。建設費の残債も40億円強を抱え、完済まで4年を残す。

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