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時短営業後の店舗で相次ぐ窃盗被害 焼き肉店主「本当につらい」

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修理した窓の前で被害の状況を説明する「焼肉館 銀水」オーナーの金井徳枝さん=東京都八王子市で2021年2月2日午後5時8分、鈴木拓也撮影
修理した窓の前で被害の状況を説明する「焼肉館 銀水」オーナーの金井徳枝さん=東京都八王子市で2021年2月2日午後5時8分、鈴木拓也撮影

 緊急事態宣言が再発令された1月以降、時短営業後に無人になった店舗が侵入盗に遭う被害が東京都内で今月1日までに10件相次いでいる。赤字でも経営を続ける中での被害に、焼き肉店の店主は「少しの売り上げを稼ぐために毎日必死でやっているのに許せない」と憤っている。

 東京都八王子市滝山町の「焼肉館 銀水」は2月1日朝、被害が判明した。午前8時ごろ、玄関脇の窓ガラスが割れていることに通りかかった人が気付き、警察に通報した。連絡を受けたオーナーの金井徳枝(のりえ)さんが駆けつけると、施錠されていたはずの窓は開き、ガラスを割るのに使ったとみられるコンクリート片が落ちていた。店内にはガラスの破片が飛び散り、1カ月半前に約80万円で新調したばかりのレジが盗まれていた。中には十数万円の現金が入っていた。窓の修理費も合わせると被害額は計約100万円に上るという。

 1月8日に緊急事態宣言が始まったことを受け、銀水は通常は午後11時だった閉店時間を3時間早めており、夜間は無人だった。警視庁八王子署は、店員が片付けを終えて店を出た1月31日午後10時ごろから2月1日朝の間に侵入されたとみて捜査している。

 銀水は今年、創業20年の節目を迎えたが、金井さんは「今までで一番苦しい」と漏らす。2020…

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