入院拒否者に罰則「適用しない」 明石市長、改正感染症法を批判

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新型コロナウイルス対策の改正感染症法の「罰則は適用しない」と説明する明石市の泉房穂市長=兵庫県明石市役所で2021年2月17日午後2時36分、浜本年弘撮影 拡大
新型コロナウイルス対策の改正感染症法の「罰則は適用しない」と説明する明石市の泉房穂市長=兵庫県明石市役所で2021年2月17日午後2時36分、浜本年弘撮影

 兵庫県明石市の泉房穂市長は17日の記者会見で、新型コロナウイルス対策で改正した感染症法で、入院などを拒否した感染者に対し、罰則として過料を科すことができる規定について「私が市長である限り、適用しない」と述べた。

 市によると、罰則は法令上、保健所を設置している首長が科す。泉市長は「差別を助長しかねず、感染の申し出すらしなくなり、目的に反する結果が懸念される間違った改正だ」と話した。ハンセン病など差別の歴史を踏まえて制定された感染症法の理念に触れ、「歴史から何を学んでいるのか。罰則を設けた改正は間違った政治で歴史の汚点だ」と主張した。

 4月施行を目指すコロナ患者らへの対応と差別禁止を定めた市条例案では「市民の事情に配慮し、寄り添いながら支援を実施する」と明記している。泉市長は市条例と改正感染症法との整合性について「条文は支援を打ち出しており、感染症法を否定するものではない」と説明した。【浜本年弘】

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