ALS嘱託殺人、医師1人追起訴 健康診断書不正交付 京都地検

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京都地検=望月亮一撮影 拡大
京都地検=望月亮一撮影

 難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者に対する嘱託殺人事件で逮捕・起訴された医師2人のうち、京都地検は17日、大久保愉一被告(42)=仙台市泉区=を、診察せずにもう一人の医師の健康診断書を不正に交付した医師法違反罪で追起訴した。地検は認否を明らかにしていない。

 起訴状によると、2018年10月11日、嘱託殺人罪などでともに起訴された山本直樹被告(43)=東京都港区=を診察していないのに、「就労に問題なし」などと記載した診断書1通を宮城県内の病院でパソコンで作ってメールで送付。山本被告が勤務先の山形県内の病院担当者に交付したとされる。

 医師法20条は、医師が自ら診察しないで治療したり、診断書や処方箋を交付したりすることを禁じている。

 嘱託殺人事件を巡っては、2人は共謀して19年11月30日、京都市のALS患者の女性(当時51歳)の依頼を受け、胃ろうから薬物を注入して急性薬物中毒で死亡させたとして起訴されるなどした。【千葉紀和】

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