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新型コロナウイルスの感染拡大で、実家の親に会いに行くのもままならない。そこで、毎日使う電気ポットやテレビと通信機能を組み合わせ、高齢の親を見守るサービスを活用する人が増えている。設置が簡単で、いつも通り生活すれば無事でいることが伝わるのが利点だ。
▽生活のリズム
「コロナ禍で、以前のように独り暮らしの母の様子を見に行けなくなり心配していました。ちょうど母が使っていたポットが壊れたので試してみたら、生活のリズムが分かって安心です」。昨年秋、象印マホービンにはこんな顧客の声が寄せられた。
同社は、通信機能を内蔵した「iポット」を使ったサービス「みまもりほっとライン」を運営する。ポットの電源を入れたり給湯したりした記録が、離れて生活する家族にメールで届く仕組みだ。ポットに付いている「おでかけ」ボタンを押せば「外出」や「帰宅」の記録も伝わる。
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