キズも個性に「循環するジーンズ」 倉敷の男性が仕組み作り挑戦

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廃棄予定のデニム生地を使ってジーンズを製作した池上慶行さん=岡山県倉敷市児島駅前3で2021年2月8日午後3時26分、戸田紗友莉撮影
廃棄予定のデニム生地を使ってジーンズを製作した池上慶行さん=岡山県倉敷市児島駅前3で2021年2月8日午後3時26分、戸田紗友莉撮影

 国産ジーンズ発祥の地として知られる岡山県倉敷市児島地区の地域おこし協力隊員、池上慶行さん(27)が「循環するジーンズ」の仕組み作りに取り組んでいる。第1弾として、わずかなキズがあるために廃棄されたり、安く買いたたかれたりするデニム生地を活用したジーンズを製作した。

 東京都出身の池上さんは大学院卒業後、アパレル企業に入社したが、より服の製作に近い現場に飛び込みたいと4カ月で退社。2018年10月に地域おこし協力隊員として児島地区に移住した。19年は企業や消費者間で交流できる宿泊施設「デニムホステル フロート」の設立・運営に携わった。

 デニムホステルの運営と並行して地区の店舗や縫製工場を見て回る中で、アパレル産業の課題が見えてきた。低価格・低コストを追及した結果、大量生産の効率化のためにわずかなキズがあるだけではじかれてしまう「B反」「C反」と言われる生地が生まれてしまう。加えて、発注するブランドの力が強いためにB、C反が安く買いたたかれ、工場がリスクを負わなければならない関係性のアンバランスさにも違和感を覚えた。

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