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就職活動から現役続行へ 理系アスリート・真野友博の決断と進化

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陸上の日本選手権男子走り高跳びで優勝し、表彰式で金メダルを掲げる真野友博=新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで2020年10月3日、久保玲撮影
陸上の日本選手権男子走り高跳びで優勝し、表彰式で金メダルを掲げる真野友博=新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで2020年10月3日、久保玲撮影

 一般の学生と同じように就職し、大学卒業後は趣味程度に陸上を続ける。そんな青写真を描いていたアスリートは2018年春、就職活動中に出場した試合などで自己記録を次々に更新。「全国の舞台で戦いたい」と自信を深め、内定先に掛け合った。一般社員ではなく「選手採用」への変更だ。決断が実を結んだのは、社会人2年目の秋だった。

 20年9月、埼玉県熊谷市で開催された全日本実業団対抗選手権。新型コロナウイルスの感染拡大で国内外の大会が相次いで中止・延期されて異例のシーズンを送る中、男子走り高跳びの真野(しんの)友博(24)=九電工=は、2メートル31の好記録で優勝した。20年の世界2位、19年でも7位タイに相当する好記録だった。

 さらに、10月の日本選手権も2メートル30で初制覇。元世界ランキング1位の戸辺直人(JAL)、16年リオデジャネイロ五輪代表の衛藤昂(味の素AGF)の「2強」が過去6年間分け合ってきたタイトルを奪った。2メートル30台での優勝は14大会ぶりで、世界に通じるハイレベルな飛躍を見せた。

「助走はど素人」からの出発

 エリート街道からは遠く離れた道を歩んできた。…

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