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2度目の混乱避け沈黙 「橋本案」で世論見極め 五輪組織委新会長

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東京オリンピック・パラリンピック組織委の新会長に就任し、記者会見する橋本聖子氏=東京都中央区で2021年2月18日午後6時12分(代表撮影)
東京オリンピック・パラリンピック組織委の新会長に就任し、記者会見する橋本聖子氏=東京都中央区で2021年2月18日午後6時12分(代表撮影)

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の新会長に橋本聖子氏(56)が就任した。女性蔑視発言で辞任した森喜朗前会長(83)の後任選考は混迷を深めたが、橋本氏が五輪担当相から転身することで決着した。新型コロナウイルスの感染拡大で大会までには難局が予想される。16日間に及ぶ混乱は「オールジャパン体制」に亀裂も残した。

  組織委の検討委員会が後任候補を橋本氏に絞り込んだ17日、御手洗冨士夫座長(85)から夜に就任要請の連絡を受けても橋本氏は沈黙を貫いた。報道陣にも「手続きが進められている。人事に関わることで、それ以上申し上げない」と淡々と話した。受諾するかどうかの判断は周囲に漏れず、自民党や政府の関係者間では「周りが必死に口説いていて、あとは橋本氏次第」「候補は橋本氏。でも、とりあえず、だよ」などの情報が入り乱れた。

 徹底したかん口令が敷かれた背景には、1週間前の混乱があった。森氏が辞任表明する前日の11日、元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏(84)は、森氏からの直接の後継指名を受諾し、森氏に相談役として残ることを要請したと報道陣に明かした。会長は理事の互選で決めるのが本来の手続きだけに「密室人事」として社会に反発が広がり、川淵氏は一転して辞退した。

 複数の関係者は「川淵氏はしゃべりすぎた」と指摘し、政府も「適正な手続き」を踏むようクギを刺した。組織委は透明性を高めるため男女8人で検討委を設置した。新会長に求める五つの資質を公表して公正な協議をアピールする一方、候補者名が公にならないよう…

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