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たっぷりの氷の上にぜいたくに盛られたヤリイカの刺し身。注文が入ると、店内の大きな円形の水槽から泳ぐイカを網ですくい即調理する。身は透明で美しく、箸でつまむとゲソが身をよじった。一番人気のこの「活イカ」(税込み2200円)を求めて、広島や東京から県西端の益田まで足を運ぶ客が絶えない。
「うちがイカを出せるのは一年中イカを追いかけてくれる漁師がいるから」と話すのは店の板前、志田原耕(こう)さん(47)。3、4日おきに山口県萩市の須佐港へトラックを走らせ、夜中の日付が変わった頃にイカを受け取る。荷台にはイカを泳がせるタンクを積み、店に戻ると…
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