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金言

欧州総局長、外信部長などを歴任した小倉孝保論説委員のコラム。

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ただ、感謝しかない=小倉孝保

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 近代五輪の父、フランスのピエール・ド・クーベルタンが女性に差別意識を持っていたことはよく知られている。「大衆の面前で女子競技を見せることは、大会の品位を下げる」と語っている。今なら一発アウト、即退場である。

 五輪第1回アテネ大会(1896年)の女子選手はゼロ。パリ大会(1900年)では出場997人のうち女性は22人だった。女性の増加が気になるのか彼は、このままでは将来、陸上やサッカーでも女子選手を見ることになると嘆いている。

 そのクーベルタンに抵抗したのがアリス・ミリアだった。仏西部ナントに生まれた彼女は17年、仏女子スポーツ連盟を立ち上げ、女子陸上を五輪競技とするよう国際オリンピック委員会(IOC)に求めている。

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