横浜から徳島・美波町へ移住決意 コロナ後の働き方模索する女性

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学生らを対象とした徳島県の支援金制度や、オンライン移住体験ツアーに関するちらし=徳島市万代町1の県庁2021年2月18日午前11時43分、岩本桜撮影
学生らを対象とした徳島県の支援金制度や、オンライン移住体験ツアーに関するちらし=徳島市万代町1の県庁2021年2月18日午前11時43分、岩本桜撮影

 新型コロナウイルスの影響で、リモートワークや在宅勤務など、新しい働き方が推奨されている。そんな中、「リモートワークが社会的に押し出されている今こそ、職場環境をガラッと変えられる」と、徳島県美波町への移住を決めた女性に話を聞いた。【岩本桜】

 東京都内で発展途上国の生活支援などに取り組むNPO法人で勤務している女性(32)=横浜市金沢区=は、徳島県内の感染状況を見極めながら、今春をめどに町へ移住する予定だ。現在の仕事はリモートで続けながら、移住後は副業を始めるつもりだという。「いろんな場所で仕事をするのが、コロナが落ち着いた後の働き方なのかな」と考える。

 移住を検討し始めたのは、昨夏ごろ。新型コロナの影響で海外出張がなくなり、リモートワークが増え、「どこでも仕事ができる」と感じた。休日に仕事を持ち込むなど仕事中心の生活を送ってきたが、「自分が実現したいライフスタイルがかなう場所に行ってもいいのかな」と考えるように。野菜作りや、生ごみを分解して堆肥(たいひ)に変える取り組みなど、身の回りのことは自分で挑戦したいといい、町を紹介してくれた知人を通じて…

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