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吐く息も白くなる荒川河川敷の早朝。鉄橋を渡り都心に向かうJR総武線の車両に向けて「今日もがんばろうぜ!」と書かれた横断幕を掲げ、「おはようございまーす」と大声を上げながら旗を振る人たちが朝日に浮かび上がる。車窓には手を振り返す人の姿も。SNSには「車内の空気がちょっと上がった」「めっちゃすてき。がんばろ~っ♡」などの声もみられ、新型コロナウイルスに立ち向かう人同士の励まし合いが生まれている。
漫画教室を主宰する千葉県船橋市の田中裕久さん(45)が1月6日から始めた。コロナ禍で仕事が激減した友人も多く、気持ちが沈む中、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の劇中歌「民衆の歌」を有志が歌い継ぐ動画を見て泣いた。「歌は歌えないけど何かしたい」。直感で思いついたことだった。
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