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ワクチン先行接種で副反応疑い2件 じんましんと悪寒 既に回復

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首相官邸=本社ヘリから 拡大
首相官邸=本社ヘリから

 政府は20日、新型コロナウイルス感染症のワクチン情報を発信している専用ツイッターで、医療従事者らへ先行接種している富山労災病院(富山県)から、副反応の疑いのあるじんましんの報告があったと発表した。また病院名など詳細を明らかにしていないが、「冷感・悪寒戦慄(せんりつ)」を訴えたケースも1件報告されたとしている。厚生労働省によると、いずれも接種を受けた19日に症状が出て報告があったが、重症ではなく既に回復したという。

 先行接種は米ファイザー製のワクチンを用いて医療従事者ら約4万人を対象に実施し、そのうち約2万人の体調の変化などを調査。副反応の頻度などを分析・公表する目的がある。政府はツイッターで「報告には接種との因果関係が明らかになっていないものも含まれる」と説明。科学的な評価をする厚労省の審議会について「当面、通常より高頻度で開催し、必要があれば緊急で催す予定」とした。

 じんましんは、ワクチン接種後の副反応としては比較的頻度が高いものとされている。【横田愛、田辺佑介】

河野氏がツイッターで最初に公表

 富山の副反応疑い事例は「公表するほど重度のものではなかった」(政府関係者)が、ワクチン接種を担当する河野太郎行政改革担当相が20日、自らのツイッターで最初に公表した。政府関係者によると、個別の医療機関から情報が流れることによる不安や混乱への警戒感から公表に踏み切ったという。

 厚生労働省は19日に副反応疑い事例を把握した。富山労災病院の関係者が20日正午から民放番組に出演することが判明し、事例に言及する可能性があったため、20日午前に河野氏側に連絡した。

 河野氏は、ワクチン関係の情報は「できる限り公表する」との方針を示しており、20日午前11時56分に自らのツイッターに「昨日、富山労災病院において新型コロナワクチンの接種が開始され、最初の副反応の疑いのあるじんましんの発生について一報がありました」と投稿。「官邸の公式アカウント、遅いぞ(怒)」とも続けた。

 官邸のワクチン情報専用のツイッターは約4分後の正午に河野氏の最初の一文とほぼ同じ文章を投稿。その後、河野氏はツイートを削除した。【川口峻】

   ◇

 日本政府が製薬会社と供給を受けることで契約しているワクチンの有効性は約70~90%。大半の人が注射した部位の痛み、倦怠感などの副反応を訴えるが、生活への支障はほぼない。血圧低下などが起きる急性のアレルギー症状「アナフィラキシー」は100万人に2~5人と報告されている。

 インフルエンザワクチンの有効性は50%前後で、アナフィラキシーの頻度は100万人に1人程度。

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