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大坂なおみ(テニス)|東京オリンピック

「うつ」告白からの復帰戦。精神的な不安は完全に癒えるはずもないが、母国日本での五輪に参加したい思いがある

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大坂なおみ専属・中村豊のトレーナー通信

「チャレンジだった」全豪OP コロナで隔離やロックダウン

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ココナツウオーターを飲む中村豊さん=全豪オープン会場内のカフェで2021年2月(中村さん提供)
ココナツウオーターを飲む中村豊さん=全豪オープン会場内のカフェで2021年2月(中村さん提供)

 新型コロナウイルス禍の制約された中でも大坂なおみ選手(23)の強さは光った。全豪オープンの女子シングルスで4度目の4大大会のタイトルを獲得。専属トレーナーを務める中村豊さん(48)が現地オーストラリアから、隔離生活やロックダウン(都市封鎖)を経験しながら臨んだ大会を振り返ります。【聞き手・長野宏美】

 コロナの影響で全豪は3週間遅れの開幕でした。2月初めに前哨戦に出ましたが、2020年9月の全米オープン優勝を最後に実戦から遠ざかっていて、なおみも私たち関係者もとにかく全豪が開かれることがうれしいニュースでした。最大限のパフォーマンスを発揮できればいいと思っていましたが、結果を出せたことを喜んでいます。

 優勝の直後、スタンドにいる私たちに駆け寄ってきた彼女に「We did it!(やったね)」と声を掛けました。コロナ禍に入国し、5週間以上オーストラリアにいました。観客もいて、トップ選手が顔をそろえる中、準決勝ではセリーナ・ウィリアムズに勝利。オフシーズンにトレーニングで追い込んできた部分もあるので、いろいろなことが走馬灯のように思い浮かび、感無量でした。

 スタジアムの通路で最初にチーム全員が顔を合わせる時、私がシャンパンをシャワーのように飛ばし、喜び合いました。私はそういうのが好きで、全米で優勝した時も控室に戻ってからやったのですが、メディア対応の後だと遅くなりそうなので今回はすぐ祝福したいと思いました。通路には次の試合をするミックスダブルスの選手も控えていたのでトーナメン…

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