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第4部 コロナ時代の五輪学/6止 障害学 パラ報道、競技に焦点を 星加良司・東京大准教授

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 パラリンピック報道では「選手が不幸にも負った障害を乗り越え、パラリンピック出場という成功を勝ち取った」というストーリーを伝えがちだ。しかし、近年では「障害は社会にある」という考え方が主流で、従来の伝え方では国際的な潮流と逆を行きかねない。報道には何が求められているのか。東大の星加良司・准教授に聞いた。【聞き手・五十嵐朋子】

障害理解と切り離して

 近年のパラリンピック報道は以前に比べ、競技そのものを伝える記事が多数を占めるようになった。これは、競技スポーツとしての高度化が進んだ現代のパラリンピックの本質を反映した変化でもある。一方、パラアスリートを伝えることと「障害理解」という目的を安易に結びつけるような報道もいまだに存在しており、そこには問題がある。

 考えてみてほしい。大相撲の元横綱・朝青龍に関心を持っても必ずしもモンゴルを理解できるわけではないし、女子バレーを応援してもジェンダー平等を考えることには直結しない。なのになぜか、パラリンピックは、スポーツと障害理解が同一線上に語られがちだ。五輪選手が一般の人とかけ離れて…

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