連載

ひとinぐんま

毎日新聞デジタルの「ひとinぐんま」ページです。最新のニュース、記事をまとめています。

連載一覧

ひとinぐんま

貼り絵作家 ちぎらまりこさん(33) 人や動物、身近な素材で /群馬

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
貼り絵作家のちぎらまりこさん=前橋市で2021年2月13日、道岡美波撮影
貼り絵作家のちぎらまりこさん=前橋市で2021年2月13日、道岡美波撮影

 色紙、古新聞、日焼けした洋書、お菓子の包装紙――。色や材質の異なる紙をはさみで切り取り、重ねて貼り合わせると、今にも動き出しそうな温かみのある作品が完成する。紙の凹凸やインクの染みも、貼り絵では絶好の素材だ。

 幼い頃から工作が得意だった。だが、美術について学んだわけでも、絵を仕事にしようと思っていたわけでもない。「カッと熱中している時間が好きで、その一つが貼り絵だった。これという作風やこだわりなしに、ここまで来た感じです」と屈託なく笑う。

 貼り絵作家への転身は、10年前の東日本大震災がきっかけ。県内のソフトウエア販売の会社に勤めていたが、計画停電で電気が使えず、仕事ができない状況を経験した。「身の丈の範囲で、できる仕事はないだろうか」。頭に浮かんだのは、友人の店のチラシを遊び感覚で製作したことや、新聞紙など身近な素材で貼り絵を作ったこと。2013年に退職し、アルバイトなどと掛け持ちしながら、徐々に貼り絵の仕事を増やしていった。

この記事は有料記事です。

残り763文字(全文1183文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集