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/53 将棋 古森悠太五段(25)=高槻市出身 振り飛車の可能性追い /大阪

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外見から「公務員とよく言われますね」と笑うが、趣味のカラオケではロックをよく歌うという古森悠太五段=大阪市福島区の関西将棋会館で、新土居仁昌撮影
外見から「公務員とよく言われますね」と笑うが、趣味のカラオケではロックをよく歌うという古森悠太五段=大阪市福島区の関西将棋会館で、新土居仁昌撮影

古森(こもり)悠太五段

 現在のプロの将棋界は居飛車党が席巻している。将棋ソフトの研究では、振り飛車は飛車を移動させた瞬間に評価値が下がってしまう。あの藤井聡太2冠も「今のところ振り飛車を指すつもりはありません」と断言し、公式戦では一度も指していない。居飛車に比べ、それほど劣っている戦法なのか? この問いに、プロ4年目の学士棋士は「善悪が分からないところはけっこうある」と答え、一方的に不利との見方にはくみしない。そして、「(相居飛車の)研究に巻き込まれず、自分の土俵で戦いたい」とも。どこまでも振り飛車の可能性を追い求めていく覚悟だ。

 小学2年のときに祖父から教わった将棋。プロの道に背中を押したのは、会社員の父だった。息子が出場したほぼ全ての大会に付き添い、自宅でネット将棋を指しているときも後ろに立って、「ここはこの方がいいんじゃないか」と指摘。「父は駒の動かし方が分かるくらいで、将棋のことは知らないんですけどね」と笑う。

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