「あの日」に学び「あした」を守る 算数・数学/下 鈴木正樹・沼津高専准教授に聞く
毎日新聞
2021/2/22 東京朝刊
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現実に役立つ「知の防災」広げたい
皆(みな)さんは学校で避難訓練を毎年していると思います。でもなぜ地震や津波が起きるのか、仕組みを知らない子は多いかもしれません。答えを導(みちび)く数式に理屈(りくつ)があるように、現象(げんしょう)や行動には理由があって、その根拠(こんきょ)を知ることで正しく行動できる。その時、数学は役に立ちます。
私が神戸大在学時に阪神大震災(はんしんだいしんさい)がありました。当日は県外にいましたが、地震で壊(こわ)れた街並(まちな)みを見たときの衝撃(しょうげき)は忘れられません。そして福島高専(こうせん)(福島県いわき市)に勤(つと)めていた2011年3月に東日本大震災に遭(あ)いました。
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