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日本人28人が犠牲になった2011年のニュージーランド地震は22日で発生から10年。大阪市北区の玉野晴久さん(57)は看護師の妹裕子さん(当時43歳)を亡くした。携帯電話の番号を受け継ぎ、今も友人から連絡が絶えない。「思った以上に人気者やった」とほほえむ晴久さん。妹は皆の心の中で生きていると実感している。
「裕子ちゃんがおる所、大変なことになっている」。近所の人が地震のニュースを見て自宅に駆け込んできた。裕子さんは旅行や留学で何度も海外に行き、ニュージーランドには地震の約4年前に渡航。現地で看護師として働くために語学学校に通った。その学校が入るビルが崩れていた。
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