「アベノマスク契約交渉不開示は違法」大学教授が提訴 大阪地裁

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国が全世帯に配布した布マスク=大阪市北区で2020年9月27日午後3時45分、服部陽撮影 拡大
国が全世帯に配布した布マスク=大阪市北区で2020年9月27日午後3時45分、服部陽撮影

 新型コロナウイルス対策で国が配った布マスクを巡り、納入業者との契約交渉の過程を記した文書を国が開示しないのは違法だとして、上脇博之・神戸学院大教授が22日、国に不開示決定の取り消しを求める訴訟を大阪地裁に起こした。

 布マスクは安倍晋三前首相の肝いりで「アベノマスク」と呼ばれた。競争入札ではない随意契約で発注され、上脇教授は2020年、「業者との間でやり取りした内容を記録した文書」などを厚生労働省と文部科学省に請求。7~9月に契約書や見積書が開示されたが、交渉過程を記した文書は「保有していない」として開示されなかった。

 訴状では「巨額の税金が支出された以上、交渉過程を国民に説明する責任がある」と主張。公文書管理法で意思決定過程を検証できるよう文書作成を義務付けており、「存在しないのはあり得ない」と訴えている。教授は20年9月、契約書などで伏せられた契約単価や発注枚数の開示を求める訴訟も起こしている。【藤河匠】

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