ズワイガニ繁殖やっと1.5センチ 城崎マリンワールドで10年計画

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ズワイガニの卵が、ふ化した直後の「ゾエア幼生」(城崎マリンワールド提供)
ズワイガニの卵が、ふ化した直後の「ゾエア幼生」(城崎マリンワールド提供)

 兵庫県豊岡市瀬戸の水族館「城崎マリンワールド」が2017年度からズワイガニの繁殖プロジェクトを発足させ、10年がかりで成体に育てる夢に挑戦している。現在は、ふ化直後の幼生期を経た4年目の幼ガニの甲羅幅が1・5センチに成長した状態。漁獲可能な同10・5センチになるには10年かかるとされており、少なくとも、あと7年先の計算だが、同館は「成長過程を見てほしい」と館内やホームページ上で飼育映像を公開している。【村瀬達男】

 同館によると、ズワイガニの生態は、なお未解明な部分が多いが、水深200~400メートルで、水温0~3度の海底に生息する。卵からふ化した後は「ゾエア」、「メガロパ」と呼ばれる2段階の幼生期を経て、約3~6カ月で成体と同じ形の稚ガニ(甲羅幅約3ミリ)になる。その後も脱皮を12回ほど繰り返し、自然界では約10年かけて漁獲可能サイズになると推測されている。捕獲されなければ、寿命は13年ぐらいだという。

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