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第93回選抜高校野球大会の特集サイトです。3月19日から31日まで阪神甲子園球場での熱戦を全試合ライブ中継します。

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史上最多 選抜高校野球に東海大系列3校 なるか?タテジマ対決

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秋季東京大会決勝で適時打を放ち、笑顔を見せる東海大菅生の小池祐吏=東京都新宿区の神宮球場で2020年11月15日、西夏生撮影 拡大
秋季東京大会決勝で適時打を放ち、笑顔を見せる東海大菅生の小池祐吏=東京都新宿区の神宮球場で2020年11月15日、西夏生撮影

 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)は23日午後3時から、オンラインで組み合わせ抽選会が行われる。大会には東海大系列のチームが史上最多の3校出場する。いずれの監督も東海大相模OBが務め、ユニホームのデザインも似通う。そんな3校の中でも、センバツ初勝利を期す東海大菅生(東京)の若林弘泰監督(54)は甲子園での「きょうだい対決」に並々ならぬ思いを抱えている。

「ウチも本流に」菅生監督の野望

 今大会に出場する東海大系列校は、関東・東京地区から選出された東海大相模(神奈川、2年連続12回目)▽東海大甲府(山梨、5年ぶり6回目)▽東海大菅生(6年ぶり4回目)――の3校。これまでセンバツには計11校の東海大系列校が出場しているが、第89回(2017年)大会の東海大市原望洋(千葉)と東海大福岡のように同時出場は2校が最多で、複数回あった。

 出場3校はいずれも校名に「東海大」が付くが、成り立ちはそれぞれ異なる。学校法人東海大学が直接運営する相模は付属校で、もともと別の学校が前身の甲府は連携校、菅生は提携校。ちなみに「東海大と経営的な関係性が深くなった」(同大法人本部)という甲府は正式名称に「付属」が付くが、菅生には付かないといった微妙な違いもある。

活躍が期待される東海大相模のエース左腕・石田隼都=千葉市で2020年10月27日、宮島麻実撮影 拡大
活躍が期待される東海大相模のエース左腕・石田隼都=千葉市で2020年10月27日、宮島麻実撮影

 甲子園での戦績は、相模が春夏2回ずつの優勝、通算勝利も計42勝と群を抜く。昨秋の関東大会は8強止まりだったが、今大会も好投手の石田隼都(2年)らを擁するとあって前評判は高い。実績でも勝る母校に対抗心をむき出しにするのが、菅生の若林監督だ。「相模が(東海大系列の)『本流』だと思われているけど、ウチ(菅生)がそうなるんだという気概でやらないとダメですね」。そんな言葉の裏には、チーム作りへの自信がにじむ。

 菅生では、中学時代にそろってU15(15歳以下)日本代表に選出された左腕の本田峻也(2年)、捕手の福原聖矢(1年)のバッテリーが順調に成長。三塁手の小池祐吏(ゆうり、1年)は横浜(神奈川)で1998年に甲子園春夏連覇を果たした正晃さん(現プロ野球・DeNAコーチ)を父に持ち、昨秋から定着した5番で公式戦8試合で12打点と勝負強さを印象づけた。本田、福原らは昨夏の西東京独自大会、その後の東西対抗戦で優勝を経験。昨秋は関東一、日大三ら強敵を破って公式戦無敗で終えた。

 投手として相模から東海大、社会人の日立製作所を経てプロ野球・中日でプレーした若林監督は就任13年目。「目標は日本一だが、まずは日ごろの生活をしっかりするように」と選手たちに言い聞かせる。父が通った横浜や相模への進学も検討したという小池は、「人間的にも成長できる」と菅生での寮生活を選んだ。好選手がそろい、結果も出しつつある現状に若林監督も「甲子園に出ればいいというチームではない」と気を引き締める。

 3校ともタテジマ柄のユニホームで、胸には同じ「Tokai」の文字。多少色味が違うとはいえ、見た目はほぼ同じだ。昨秋の関東大会2回戦では門馬敬治監督(51)率いる相模と、相模前監督の村中秀人監督(62)率いる甲府が対戦、注目を集めた(甲府が2―1でサヨナラ勝ち)。これまで甲子園での東海大系列校の対決は、83年夏1回戦の東海大一(現東海大静岡翔洋)―東海大二(現東海大熊本星翔)の1回しかない。

秋季関東大会2回戦、東海大相模にサヨナラ勝ちし、喜ぶ東海大甲府の選手たち=千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアムで2020年10月27日、西夏生撮影 拡大
秋季関東大会2回戦、東海大相模にサヨナラ勝ちし、喜ぶ東海大甲府の選手たち=千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアムで2020年10月27日、西夏生撮影

 3学年上の若林監督に対し、門馬監督は「私にはない経験を持ち、いろいろな角度から野球を見ている」と敬意を払い、若林監督も「門馬監督が背負うものは大きい。ぜひとも甲子園で相模と当たりたい」と話す。

 新型コロナウイルスの影響で、今回は夏の全国選手権と同様にフリー抽選に変更され、同一地区の出場校同士が1回戦から対戦する可能性がある。タテジマのプライドがぶつかり合う好ゲームが実現するのか、注目したい。【岩壁峻、岸本悠】

東海大系列3校の甲子園戦績

東海大相模=23勝8敗(12②)、19勝9敗(11②)

東海大甲府=8勝5敗(6)、20勝13敗(13)

東海大菅生=0勝3敗(4)、4勝3敗(3)

※左から校名、春、夏の順。成績は前回出場まで。カッコ内は今回を含む出場回数、丸数字は優勝回数

注目の組み合わせ抽選会を中継

 組み合わせ抽選会の模様は23日午後3時から公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)でライブ中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。大会期間中は全31試合を中継します。

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