巨人の若手が奮起 主力に届いた?14安打10得点

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ヤクルトとの練習試合で3ランを放つ巨人・松原 拡大
ヤクルトとの練習試合で3ランを放つ巨人・松原

 〇巨人10―5ヤクルト●(23日・浦添)

 アピール不足が続き、首脳陣から奮起を促されていた巨人の若手が覇気を取り戻した。23日の浦添でのヤクルトとの練習試合は14安打10得点。原監督も「活気あるゲームになった」とうなずいた。

 一回に大城が先制適時打を放ち、1―1の二回には吉川の適時打と松原の右越え3ランで4点を勝ち越した。再び同点とされたが、中盤以降もドラフト5位の新人・秋広(二松学舎大付高)の適時二塁打や若林の2本の適時打などで突き放した。

 巨人は坂本、丸、亀井ら主力やベテランは「S班」として東京ドームで始動し、2月16日に若手・中堅が主体の1軍本体に合流。17日の広島、18日の中日、20日の日本ハムとここまでの対外試合はいずれも若手主体で臨み、得点はそれぞれ0、1、3点、安打数も3、8、2本と低調だった。原監督は中日戦後、「S班を脅かすようなプレーをもっと出してほしい。S班はあぐらかいて笑っている」とコメントし、九回2死まで無安打無得点に抑えられた日本ハム戦後には「(S班は)今日はもう見ていなかったのでは」と振り返った。元木ヘッドコーチも「覇気が感じられない。(ファームとの)入れ替えも考えようかと思っている」と厳しい口調だった。

 一方で原監督は親身に選手に寄り添い、日々の打撃練習では吉川、北村、秋広ら若手に自らがトスを上げ、身ぶり手ぶりを交えて助言を送った。ヘッドの出し方などを教わり「ボールに対して真っすぐ、インパクトまで強くスイングできた」という秋広はこの日、2本の二塁打で2安打1打点と結果を残し、「少々甘く来たボールも逆方向へ強い打球が打てた」と語った。

 今後の実戦は主力組の出場機会が増える。若手にとっては一つ一つのアピールがさらに重要になる。新戦力の加入で競争の激しい外野陣で2安打3打点とアピールした松原は「自分のやるべきことを全うし、一歩ずつ(主力に)近づいてレギュラーを取りたい」。厳しい定位置争いが、リーグ3連覇を目指す巨人を、より強くする。【角田直哉】

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