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大阪、京都、兵庫の3府県が2月末での緊急事態宣言解除を政府に要請した23日、大阪・ミナミの道頓堀では、解除要請を歓迎する声が上がる一方、新型コロナウイルスの感染拡大の「リバウンド」を恐れ、困惑する意見も聞かれた。
兵庫県加西市の加藤悠人さん(48)は、衣料品を買いに中学生の長男と訪れた。運送会社に勤めており、コロナ禍で配達依頼が増えて人と接する機会が多くなり、感染リスクへの不安もあるが、「感染者数も減少の一途をたどっており、これから暖かくなるので解除は妥当なのではないか」と話した。
一方で、慎重な意見も相次いだ。すし店を営む男性(71)は、行政による時短要請に「何度も振り回された」。売り上げは昨年同時期と比べて8割減り、人出の復活を待ち望むが、「ここで感染がぶり返したら、目も当てられない。解除してほしい気持ちと、早かったのではという思いで、複雑な感情だ」とため息をついた。買い物に訪れた堺市の高校教師の男性(41)は宣言解除で「生徒と会う機会が増えるので、個人的にはうれしい」…
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