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第93回センバツ高校野球

第93回選抜高校野球大会の特集サイトです。3月19日から4月1日まで阪神甲子園球場での熱戦を全試合ライブ中継します。

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第93回選抜高校野球 組み合わせ決まる 心躍る夢舞台、いざ

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センバツの抽選会で決まった対戦相手を報告し、報道陣の質問に答える京都国際の山口吟太主将=京都市東山区で2021年2月23日、望月亮一撮影 拡大
センバツの抽選会で決まった対戦相手を報告し、報道陣の質問に答える京都国際の山口吟太主将=京都市東山区で2021年2月23日、望月亮一撮影

 <2021 第93回センバツ高校野球>

 阪神甲子園球場で3月19日に開幕する第93回選抜高校野球大会は23日、出場32校の主将をオンラインでつないで組み合わせ抽選会が行われた。各主将が緊張した面持ちでくじを引き、憧れの夢舞台での初戦の相手が決まった。くじで「1」番を引き当てたのは地元兵庫の神戸国際大付。京都国際は柴田(宮城)との初出場対決となった。

 ■神戸国際大付

 神戸国際大付は、神戸市垂水区の同校内会議室で西川侑志主将(2年)がパソコン前に待機。抽選でカタカナが振られた札入れの中から校名にちなんだ「コ」を選ぶと、オンライン画面上で開幕試合を示す「1」の札が引き出された。

 抽選終盤、2017年夏に接戦を演じた北海(北海道)との対戦が決まると、見守っていた青木尚龍監督は「ああ」と声を漏らし天井を見つめ、「昨晩見た夢の通りに開幕試合で北海と対戦することになった」と驚いた様子。西川主将は北海について「先輩方が対戦した強いチーム」とし、初の開幕試合を歓迎した。

 ウエートトレーニング中だった他の部員たちにはコーチから伝えられ、所々で「おお」「楽しみや」との声が上がった。西川主将が改めて対戦校を伝え「一発目の試合を暴れていこう」と告げると、集まった選手たちは笑顔をみせた。

 ■京都国際

 「対戦相手が決まった。これからチームとしてまとまっていかないとけない。練習は勝つためのものなので、明日から頑張っていこう」。京都国際の山口吟太(ぎんた)主将(2年)は京都市東山区の同校図書室から抽選会に参加後、グラウンドで練習していた部員の元に戻り、気合を入れた。その後、山口主将は仲間から感想を尋ねられ、「緊張した」とようやく笑みをこぼしていた。

 小牧憲継監督は抽選会の様子を、グラウンド脇の監督室で確認。初戦は大会第5日と準備期間に余裕があることから「もっとうまくなって甲子園に乗り込もう」と選手たちを鼓舞した。

 ■東播磨

 21世紀枠で選出された東播磨(兵庫)は翌日から定期テストを控え、原正宗主将(2年)だけが抽選会に参加。他の部員のうち約20人は午前の練習後、校内で自習しながら対戦相手が決まるのを待った。

 エースの鈴木悠仁投手(同)は練習後に帰宅。「野球だけやっていてはだめ。家で勉強に集中するが、抽選会のライブ中継は見てしまうと思う」と気になる様子。原主将は「抽選会に備え、2週間前からテストの準備を始めた」とし、対戦相手の明豊(大分)については「総合力が高いチーム。全力でプレーしたい」と話した。【中田敦子、中島怜子、後藤奈緒】

 ■仙台育英

震災10年、運命の宣誓

抽選会で選手宣誓を引き当てた仙台育英の島貫丞主将(左)と須江航監督=宮城県多賀城市で2021年2月23日、滝沢一誠撮影 拡大
抽選会で選手宣誓を引き当てた仙台育英の島貫丞主将(左)と須江航監督=宮城県多賀城市で2021年2月23日、滝沢一誠撮影

 選手宣誓を務めることになった仙台育英(宮城)の島貫丞主将(2年)は、大会初日に出場する6校の中から大役を引き当て、思わず笑みがこぼれた。隣に座っていた須江航監督もガッツポーズ。島貫主将は「うれしい気持ちが大きい」と話した。

 福島市出身で、2011年3月の東日本大震災発生当時は小学1年生だった。家族や自宅は無事だったが、東京電力福島第1原発事故の影響による不安な日々が続き、半年ほど家族とともに山形県に避難もした。震災から10年の節目に東北勢初の甲子園優勝を目指しており、「被災した人たちに勇気と感動を与えられる宣誓をしたい」と意気込んだ。須江監督も「東北の代表として宣誓するのは運命を感じる。素晴らしい宣誓を楽しみにしている」と期待した。【滝沢一誠】

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