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菅首相長男接待

総務省幹部が「東北新社」に勤める菅首相の長男から接待を受けていた問題。特別扱いの構図が浮かび上がりました。

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首相、揺らぐ足元 「長男接待」11人処分 遠い幕引き

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接待を受けていた総務省幹部らの処分について記者会見する武田良太総務相(右)=同省で2021年2月24日午後5時27分、幾島健太郎撮影
接待を受けていた総務省幹部らの処分について記者会見する武田良太総務相(右)=同省で2021年2月24日午後5時27分、幾島健太郎撮影

 放送事業会社「東北新社」に勤める菅義偉首相の長男正剛氏らから総務省幹部らが接待を受けた問題は24日、関係者の一斉処分に発展した。政権運営への影響を最小限にとどめたい菅政権は幕引きを急ぐが、首相が強い影響力を持つ総務省と首相の親族が関与した不祥事だけに傷痕は大きく、首相の足元は揺れている。

 「私は全く承知していなかった。総務省でしっかり調査している」。首相は24日、接待問題の処分結果に関し、首相官邸で記者団にこう語った。武田良太総務相は記者会見で「今回の問題は、倫理法令への認識の甘さ、知識不足が大きな要因と考えている」と述べ、省内の問題との認識を強調した。

 総務省が24日にまとめた調査結果の報告書は「判明した事実」の冒頭で「菅(正剛)氏の存在が会食に影響を及ぼした事実は確認できなかった」と明記した。政務三役の一人は「総務省が緩んでいたという話だ。政権は関係ない」と解説してみせた。

 週刊文春(電子版)の報道で接待問題が発覚したのは2月3日。発覚当初、官邸幹部は調査に「1、2カ月はかかる」との見通しを示していた。しかし総務省は、発覚から3週間で調査結果の取りまとめと処分を終える、スピード決着を図った。政権への影響が拡大するのを懸念したためだ。

 自民党幹部は今回の問題について、「首相の資質とは何も関係がない」と主張するが、党内には影響を危惧する声も上がっている。

 背景に…

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