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第93回センバツ高校野球

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新風・’21センバツ上田西

スタッフ紹介/上 原公彦・総監督 大胆改革、2度甲子園導く /長野

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監督として上田西を2度の甲子園に導いた原公彦総監督=長野県上田市下塩尻の同校で2021年2月14日、皆川真仁撮影 拡大
監督として上田西を2度の甲子園に導いた原公彦総監督=長野県上田市下塩尻の同校で2021年2月14日、皆川真仁撮影

 監督として上田西を2度、夏の甲子園に導いた原公彦・現総監督(49)。2019年末の学内異動に伴って吉崎琢朗監督(38)に道を譲った。初のセンバツへ挑むナインを静かに見守り、「吉崎色をはっきりさせる大事な時期なので、できるだけ邪魔しないようにしています」と笑う。

 同校軟式野球部を全国レベルの強豪に押し上げた手腕を買われ、12年に硬式野球部監督に就任。選手と共に寮に住み込み、日常生活から意識改革を図った。不要な慣習は徹底的に廃し、集中力を保てるよう全体練習の時間は短縮した。

 戦術面では、長打が出にくい軟式野球での指導経験を生かし、選手たちに1点にこだわる姿勢を植え付けた。個人成績は打率や防御率など詳細なデータを部内で可視化し、チーム全体で結果にこだわる意識も高めた。大胆な改革はすぐさま結果に表れ、翌13年夏に甲子園初出場。「全学年がかみ合っており、勝つ条件がそろっていた」という15年夏には甲子園初勝利を挙げた。

 後を継いだ吉崎監督は、自身が佐久長聖の顧問として午後10~11時に選手寮で開催される学習会の指導をしていた時の教え子。練習で疲れて居眠りする部員も多くいた中、「吉崎は全く寝ないで頑張っていた」と振り返る。卒業後は接点がなかったというが、真面目な姿勢が印象に残っており、13年にコーチに招へいした。監督としての吉崎監督を「チームの一体感をすごく大切にしている」と評価する。

 同校3度目の甲子園へと挑む現チームは「連打で点が取れる打のチーム」。主力選手は自身が勧誘してきた選手たちで、「即戦力という感じの子たちではなかったけど、じわじわと長所が出てきた」と日々の成長ぶりを陰から見守っている。【皆川真仁】

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