あおり運転摘発、9割は「ドラレコ映像」から 立件のカギに

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警察庁、国家公安委員会などが入る中央合同庁舎第2号館=東京・霞が関で2019年、本橋和夫撮影
警察庁、国家公安委員会などが入る中央合同庁舎第2号館=東京・霞が関で2019年、本橋和夫撮影

 妨害運転罪を新設した改正道路交通法の施行から半年間で警察が摘発したあおり運転58件を警察庁が調べたところ、93・1%の54件はドライブレコーダー(ドラレコ)の映像が捜査に生かされていた。立件の難しさが背景にあるとみられ、識者は「摘発できたのは氷山の一角に過ぎないのでは」と指摘する。

 「あおり運転は実態としてはもっと多いように感じている」。交通政策に詳しい志堂寺和則・九州大大学院教授(交通心理学)は、妨害運転容疑で警察が摘発した件数の印象をそう話した。9割にドラレコ映像があったことについて、「かなり役立っていることがうかがわれるが、映像がなければ立件しにくいのかもしれない」と指摘した。

 妨害運転罪を適用するには、他の車の通行を妨害する目的だったことを捜査当局が立証する必要がある。警察は改正法施行前、ドラレコ映像以外にも防犯カメラの映像、現場のタイヤ痕、車の損傷の具合、目撃者らの話などさまざまな証拠に基づいて立件すると説明してきた。

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