中央アルプスで絶滅したライチョウ、野生復帰を 環境省初の試み

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昨年8月に北アルプス・乗鞍岳から移し、秋に生存が確認されたライチョウ=中央アルプス・木曽駒ケ岳で2020年10月31日午前10時1分、環境省撮影
昨年8月に北アルプス・乗鞍岳から移し、秋に生存が確認されたライチョウ=中央アルプス・木曽駒ケ岳で2020年10月31日午前10時1分、環境省撮影

 中央アルプスで絶滅した国の特別天然記念物ライチョウの復活に向け、環境省は2021年度、20年8月に北アルプス・乗鞍岳から中ア・木曽駒ケ岳に移送して越冬した家族の一部を動物園に移して繁殖させ、再び現地に戻す野生復帰事業を始める。動物園で飼育した個体を野生復帰させるのは初の試み。

 同省によると、20年11月時点で、木曽駒ケ岳に移した母親とひなの3家族19羽の大半と、18年に現地で飛来が確認された雌1羽は健在だった。ライチョウは誕生の翌年には繁殖が可能となるので、順調なら今夏には新たな家族が形成される。

 計画では、4~6月に現地で雌雄のつがいが作る縄張りや巣を調査。夏には繁殖した4家族程度をケージ(かご)に入れて1カ月ほど保護した後、うち2家族を8月に動物園に移送する。移送先は茶臼山動物園(長野市)と那須どうぶつ王国(栃木県那須町)。他の家族は現地に残す。

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