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菅首相長男接待

総務省幹部が「東北新社」に勤める菅首相の長男から接待を受けていた問題。特別扱いの構図が浮かび上がりました。

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金言

大丈夫、父さんがいる=小倉孝保

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記者団に発言する菅義偉首相=首相官邸で2021年2月24日午後7時35分、竹内幹撮影
記者団に発言する菅義偉首相=首相官邸で2021年2月24日午後7時35分、竹内幹撮影

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 英国には、「Bob′s  your  uncle(ボブズ・ユア・アンクル)」という言葉がある。直訳すれば、「ボブは君のおじさん」だ。これがなぜか、「だったら大丈夫」「問題ない」の意味になる。親族がいれば、事は容易に運ぶ。縁故主義が由来らしい。

 起源には諸説ある。その一つは1887年、英国のロバート(ボブ)・ガスコインセシル首相がおいのアーサー・バルフォアをアイルランド担当相に就けたこと。世間は、「ボブは君のおじさんだから」とやゆした。その後、バルフォアは首相の座を引き継いだ。

 欧州の縁故主義は歴史が古く、中世のカトリック教会では、高位聖職者がたびたび身内に便宜を図り、「ネポティズム(縁故主義)」と批判されている。ラテン語でおいを「ネポス」と呼ぶことから生まれた言葉とされる。

 そのため米国は独立時、欧州からの縁故主義「輸入」を警戒した。1789年の選挙でワシントンが初代大統領に選ばれた理由の一つに、「実子がいなかったため」との説もある。実際、マサチューセッツの地元紙は前年3月、「世襲の危険がない」から…

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