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菅首相いら立ち「同じような質問ばっかり」 一問一答詳報

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新型コロナウイルス感染症対策本部の会合を終え、記者団の質問に答える菅義偉首相=首相官邸で2021年2月26日午後7時4分、竹内幹撮影
新型コロナウイルス感染症対策本部の会合を終え、記者団の質問に答える菅義偉首相=首相官邸で2021年2月26日午後7時4分、竹内幹撮影

 菅義偉首相は26日、首相官邸で記者団の取材に応じた。約18分にわたり20問以上に答えた。通常の記者会見を開かず、記者が囲む「ぶら下がり」取材としたことに対して記者団から質問が相次ぎ、首相は「同じような質問ばっかり」といら立ちを隠せなかった。詳報は以下の通り。

コロナ「引き続き緊張感持ってほしい」

 記者 新型コロナの緊急事態宣言について、6府県が3月7日の期限を待たずに解除されることが決まりましたが、解除に至った理由をお聞かせください。また、残る4都県についての解除の見通しについてはどのように考えておられますか。3月7日からの、再延長もあり得るのでしょうか?

 首相 まず、国民のみなさんの大変なご協力によって、その効果は歴然と表れており感染者数が減少していることも事実であります。こうした状況を地域ごとに勘案をして、さきほどの対策会議において6府県において2月28日をもって解除することを決定をいたしました。しかしながら、引き続き緊張感を持って感染拡大防止、徹底してほしいというふうに思ってます。

 また残る東京、神奈川、千葉、埼玉。いわゆる首都、1都3県でありますけども、感染者数は減少してますけれども、しかし医療提供体制の状況が依然として厳しい状況でありますので、まずは引き続き飲食の時間短縮を徹底して行っていきたい。このように思います。今後改めて、今申し上げました1都3県については、解除の判断を行いますが、3月7日に全てが解除できることができるように、まさに感染拡大防止の飲食の時短をはじめとして、やるべきことを徹底して行っていきたい。このように思います。政府としては、あらゆることを考えておりますが、今大事なのはやはり、感染拡大防止を徹底して行って、3月7日、全国で解除することが大事だと思います。

山田広報官の接待問題は「無関係」

 記者 緊急事態宣言の6府県解除という重大な決定したにもかかわらず、なぜきょう記者会見を行わなかったのですか。高額の接待を受けた山田(真貴子)内閣広報官の問題が影響したのですか。

 首相 まず、山田広報官のことは全く関係ありません。現に昨日、国会で答弁されてきたことも事実じゃないでしょうか。

 まず、先ほど申し上げましたように、3月7日までこの宣言の期間中というのは、徹底をして緊張感を持って感染拡大防止策を行う。そのことが極めて大事だという風に思います。このため、記者会見のタイミングについては、最後までの状況を見極めた上で判断を行った後に、緊急事態宣言の全体について、きちんと会見を行うべきだと。そういうふうに考えてます。現に昨年の関西圏、解除したときは、行っておりませんで、このような形でぶらさがりで対応していると。このことも事実であります。

総務、農水省「厳しい処分した」

 記者 山田氏から接待問題の詳細について直接話を聞いたのか。広報官を続投させる方針に変わりはありませんか。

 首相 あの、山田さんの件につきましては、…

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