中国、ミャンマーで高まる「反中」感情を警戒 国際世論もけん制

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中国大使館前で「ミャンマー国軍の支援をやめろ」と書いたプラカードを掲げて抗議するデモ参加者=ミャンマー・ヤンゴンで2021年2月11日、AP
中国大使館前で「ミャンマー国軍の支援をやめろ」と書いたプラカードを掲げて抗議するデモ参加者=ミャンマー・ヤンゴンで2021年2月11日、AP

 国軍によるクーデターが起きたミャンマーでの反中世論の広がりに中国が神経をとがらせている。中国は、過去に蜜月関係にあった国軍に対する非難を避け、欧米諸国との溝が鮮明になっている。このため軍政に反対する市民が中国も批判しており、中国はミャンマーで影響力を維持する上で障害になりかねないと警戒している模様だ。

 2月1日のクーデターから間もなく1カ月を迎えるが、中国は「内政不干渉」の原則を掲げ、事態を静観する姿勢を崩していない。国軍が国際的に孤立すれば、自国の影響力が高まる計算が成り立つ一方、クーデター前にアウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)と築いた関係にも配慮を示す。

 ミャンマーでは最近、銃撃を受けたデモ隊に死傷者が相次いでおり、国軍への風当たりは急速に強まっている。国連のグテレス事務総長も22日、国連人権理事会での演説で「ミャンマー軍に弾圧を直ちにやめるよう要求する。捕らえられた人々を解放し、暴力を停止せよ」と強く訴えた。

 しかし、…

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