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文化審議会国語分科会の小委員会は26日、「障害」に代わる表現として普及を望む声がある「障碍(しょうがい)」の「碍」の字について、常用漢字表への追加を見送るべきだとの見解をまとめた。衆参両院の委員会が2018年に追加を検討するよう決議したが、小委員会は「追加を要するような使用頻度の高まりや広がりが生じているとは判断できない」とした。
決議は共生社会の実現という観点から検討を求めていたが、小委員会は「常用漢字表は社会における課題の周知や問題提起を目的とするものではなく、分かりやすい書き方の目安とするもの」と指摘した。使用実態や国民意識などを踏まえ、「『障碍』の表記が社会全体で合意された場合は速やかに対応する」との判断を示した。
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